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今は採用面接にも関わる立場になりましたが、応募書類を見ていると30代・40代で「IT業界に挑戦したい」という方の相談を受ける機会が本当に増えました。
私自身も28歳で建築業界からWeb業界に飛び込んだ身なので、年齢を理由に迷う気持ちはよく分かります。
今日はスクールに通うかどうかという話に限らず、IT転職そのものについて採用側から見えていることをお伝えします。
IT業界への転職は職種によって事情が違う
ひとくちに「IT転職」と言っても、エンジニア、Webデザイナー、ディレクター、運用サポートなど職種はさまざまです。
私はWebデザイナーとしてキャリアをスタートしましたが、実務はコードを書くことが中心で、いわゆる制作寄りの仕事だけではありませんでした。
未経験からの転職しやすさや年齢の影響の受け方は、職種によってかなり差があるというのが実感です。
まずは自分がどの職種を目指したいのか、求人票を眺めながらイメージを具体化することが最初の一歩になると思います。
求人サイトでは「未経験歓迎」と書かれていても、実際にはポテンシャル採用の枠が限られていることもあります。
気になる求人があれば、応募条件だけでなく、実際の採用実績や研修体制も合わせて確認するとミスマッチを減らせます。
採用側が年齢をどう見ているか
面接や書類選考に関わっていて感じるのは、年齢そのものより「これまでの経験をどう活かせるか」を語れるかどうかが重視されるということです。
20代であればポテンシャル重視で採用されやすい一方、30代・40代は前職での経験やマネジメント経験、コミュニケーション能力などを含めた総合力で見られる傾向があります。
私自身、2社目でリーダーを任されるようになってから面接に関わるようになりましたが、年齢が上がるほど「なぜ今この転職をするのか」という動機の一貫性を重視するようになりました。
また、同じ「未経験可」の求人でも、企業規模によって受け入れ体制はかなり異なります。
私が採用に関わってきた感覚では、大手やプライム上場企業ほど研修制度が整っている一方、選考自体は慎重になりやすい傾向があります。
逆に成長中のベンチャー企業では、研修は最小限でも早い段階から実務を任されることが多く、実践の中で学びたい人には向いていると思います。
どちらが良い悪いではなく、自分がどちらのスタイルで学びたいかを踏まえて企業を選ぶと、入社後のギャップを減らせます。
求人の見方で気をつけたいこと
私が採用に関わる中で気づいたのは、求人票の表面的な条件だけで判断すると、ミスマッチが起きやすいということです。
たとえば「未経験可」と書かれていても、実際には研修体制が整っていなかったり、即戦力を前提にした業務が待っていたりするケースもあります。
逆に「経験者優遇」と書かれていても、ポテンシャルを評価して未経験者を採用している企業もあります。
書かれている文言をそのまま受け取るのではなく、面接の場で研修内容や配属後の業務イメージを具体的に質問することをおすすめします。
「入社後、最初の3ヶ月はどんな業務からスタートしますか」という質問は、企業側の受け入れ体制を知るのにとても役立ちます。
具体的な答えが返ってくる企業ほど、未経験者の受け入れに慣れている印象があります。
30代・40代だからこそ強みになること
年齢が上がることをマイナスに捉えがちですが、採用する側から見ると強みになる部分も少なくありません。
前職での対人経験や、責任ある仕事を任された経験は、技術力だけでは測れない信頼につながります。
私自身、建築の現場で培った「納期を守る」「関係者と調整する」という感覚は、Web業界に移ってからも役立っていると感じています。
年齢を重ねた分の経験を、どう転職先の仕事に結びつけて語れるかが、書類選考や面接での説得力を大きく左右します。
未経験からの学び方も一つではない
IT業界への転職を考えるとき、必ずしもプログラミングスクールに通う必要があるわけではありません。
独学で基礎を身につけてから転職活動をする人もいますし、実務未経験のまま転職して現場で学ぶ人もいます。
私はスクールという選択肢を選びましたが、それは働きながら効率よく学びたいという事情があったからです。
自分の生活スタイルや目指す職種に合わせて、学び方そのものも柔軟に選んでよいと思います。
私が28歳でスクールを選んだ理由は、当時フルタイムで建築の現場仕事を続けながら学ぶ必要があったため、独学よりも短期間で体系的に学べる環境が欲しかったからです。
平日2時間、休日は5〜6時間ほど学習に充て、3ヶ月間でひと通りのカリキュラムを終えました。
教育訓練給付金の対象講座を選び、早期申込割引と合わせて実質約15万円ほど負担を減らせたことも、当時の決断を後押ししてくれました。
年齢や環境によって最適な学び方は変わるので、自分の状況に合わせて情報収集することをおすすめします。
Q. IT業界未経験の転職活動はどのくらいの期間を見ておくべきですか
個人差が大きいですが、学習期間と転職活動の期間を合わせて半年から1年程度を見ておく方が、焦らず進めやすいという印象があります。
在職中に動くか退職してから動くかによっても、必要な期間の感覚は変わってきます。
Q. 30代・40代未経験でもIT業界に転職できますか
職種や企業によって難易度は変わりますが、実際に転職している方は多くいます。
特に、前職での経験を新しい仕事にどう活かせるかを言語化できると、選考が有利に進みやすい印象です。
Q. 年齢が高いほど不利になる職種はありますか
一般的にポテンシャル採用の色が強い職種ほど、年齢の影響を受けやすい傾向があります。
一方で、マネジメントや折衝力が求められる職種では、年齢や経験がむしろプラスに働くこともあります。
自分が目指す職種でどちらの傾向が強いか、現職の求人や転職エージェントの話を通じて見極めておくとよいと思います。
Q. IT業界未経験でも年収は上がりますか
前職の年収や職種によって差はありますが、未経験からの転職直後は一時的に年収が下がるケースも珍しくありません。
そこから経験を積んでいくことで、中長期的に年収を上げていく人が多い印象です。
年齢を理由に挑戦をあきらめてしまうのは、少しもったいないと感じています。
採用する側として見てきた実感としては、年齢よりも「これまでの経験をどう語れるか」の方がずっと選考結果を左右します。
まずは気になる職種の求人をいくつか眺めて、自分の経験がどう活かせそうか整理するところから始めてみてください。
その上で、独学かスクールか、在職中か退職後かといった手段は、あくまで目的を叶えるための選択肢の一つとして考えてもらえたらと思います。
Q. 30代・40代の転職活動では、何社くらいの応募を想定すべきですか?
20代より書類通過率が下がる傾向があるため、数十社単位での応募を前提に考えておくと精神的に楽になります。
数社の結果だけで 判断せず、母数を確保しながら書類やポートフォリオを改善していく進め方が現実的です。


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