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新卒で建築業界に入って、建築現場の仕事をしていました。
そこから異業種のIT業界に転職して、今はプライム上場企業でクリエイターをまとめるマネージャーをしています。
この記事では、そこに至るまでの経緯を正直に書いています。
同じような境遇の方や、これからIT・Web業界に興味を持ち始めた方の参考になればうれしいです。
建築現場で感じていたこと
休みは日曜だけ。
現場は不定期に変わるし、家を出る時間も日によってバラバラ。
きれいな環境とは程遠くて、残業も当たり前でした。
建築業界にいたのは1年半ほどで、まだ見習いの立場だったので、自分の現場を持つというより先輩の現場を回っている段階でした。
「土日休みで、ちゃんとした職場環境で働きたい」
そう思ったのが、最初のきっかけです。
この時点ではまだIT業界を目指そうという考えはなくて、まずは環境を変えることを優先して、データ入力の仕事に転職しました。
28歳、手に職をつけようと思った日
データ入力の仕事に転職して、環境面の悩みはひとまず解消しました。
でも28歳になって、30歳が見えてきたころ、ふと思ったんです。
「このまま一般事務職を続けるより、手に職をつけたほうが年収も上がるんじゃないか」と。
国家資格のような高いハードルはいやだったので、比較的手軽に挑戦できる選択肢を探しました。
そこで出会ったのが、Webデザイナーという仕事です。
スクール選びで実際に比較したこと
正直、最初は「Web制作の仕事」で検索して情報を集めていて、選択肢が多すぎて何を基準に選べばいいのか全くわかりませんでした。
自分なりに絞り込んだ基準は、次の3つです。
まず数ヶ月で短期集中できるコースがあるか。
専門学校のように数年もかけて学ぶ余裕はありませんでした。
次に、転職サポートが付いているか。
独学で転職活動までこなす自信がなかったので、ここは譲れない条件でした。
最後に、料金です。
給付金制度が使えるかどうかも合わせて確認しました。
Web制作スクールで3ヶ月、学んだこと
当時はまだ、Webデザインは「人がやる仕事」という感覚が強い時代でした。
今は便利なデザインツールが増えたり、AIが登場したりして、専門知識がなくてもある程度のものは作れるようになっています。
それでも、最終的に人がチェックしたり、知識のある人が全体をまとめる部分は、今も変わらず必要だと感じています。
スクールではWebデザインが入り口でしたが、実際に転職してからはサイトの中身を作る仕事(コードを書く仕事)がメインになりました。
小さな制作会社だったこともあり、デザインだけでなくサイト制作に必要な作業を幅広く経験したことが、その後のキャリアの幅を広げてくれたと思っています。
3ヶ月という期間で学べるのは、あくまで基礎の土台です。
実務で通用するレベルまで持っていくには、転職後も学び続ける前提で考えたほうが現実的だと思います。
正直きつかったこと・挫折しそうになった瞬間
働きながらの3ヶ月は、思っていたよりハードでした。
平日は仕事終わりに2〜3時間、休日はほぼ1日中学習にあてる生活で、時間の余裕がなくて大変な時期もありました。
それでも、新しいことを一つずつ身につけていく楽しさもあって、つらいだけの3ヶ月ではなかったです。
とくにつまずいたのは、コードが思った通りに動かない時間が続いたときです。
それでもわからないことをそのままにせず、質問できる環境があったのが、続けられた一番の理由でした。
3ヶ月のスクールから、マネージャーになるまで
ここまでの流れを振り返ると、こんな階段を上ってきました。
もともとはコードを書くことが専門でしたが、マネージャーになってからは、自分の専門外の職種のメンバーと関わる機会も増えました。
異業種からのスタートでしたが、一つの職種を入り口にしても、経験を積み重ねる中で任される範囲は思っている以上に広がっていくんだなと感じています。
これからWeb業界を目指す人へ
「AIが進化して、Webデザインやコードを書く仕事はなくなるんじゃないか」
そう不安に思う方もいるかもしれません。
でも実際の現場にいて感じるのは、少し違います。
便利なツールやAIが増えるほど、それを使いこなして、まとめ上げられる人材の需要はむしろ増えているということです。
誰でも簡単に「それっぽいもの」は作れる時代だからこそ、きちんと基礎を学んで、実務で通用するレベルまで身につけた人の価値は下がりません。
むしろ、これから学び始める人にとっては、追い風の多い業界だと感じています。
建築業界とIT業界、収入面のリアルな話
新卒で建築業界に入った頃の月給は20万円程度でした。
その後データ入力の仕事を経て、28歳でIT業界(Web制作会社)に入った時の月給は25万円程度で、正直28歳という年齢を考えると高い水準ではありませんでした。
それでも「まずこの業界に入り込みたい」という気持ちのほうが強かったので、金額よりも環境を選んだ形です。
実務経験を積んだ2〜3年目あたりから状況が変わり、プライム上場企業への転職を機に、収入は大きく上がりました。
最初から高収入を狙うより、経験を積みながら段階的に上げていく感覚のほうが実感に近いです。
収入面の不安がある方は、教育訓練給付金や在職中の学習など、リスクを抑えながら挑戦する方法もあります。
無料相談の際に、卒業生の転職直後・数年後の年収データを具体的に聞いてみることをおすすめします。
建築業界での経験がIT業界でも活きた場面
マネージャーになってから感じるのは、建築現場というブラックな環境がスタートだったからこそ、多少の残業や忙しさが苦にならない耐性がついたということです。
現場で自分の持ち場を管理していたわけではなく先輩について回る立場でしたが、厳しい環境に身を置いた経験そのものが、その後の仕事への向き合い方に影響していると感じています。
異業種からの転職だからといって、前職の経験がすべて無駄になるわけではないと、身をもって実感しています。
よくある質問
Q. 異業種からでもIT業界に転職できますか?
私自身、スクールでの3ヶ月の学習を経て転職活動を行い、入社までトータルで半年ほどかかりましたが、実際に転職できました。
これは「毎日コツコツ学習を積み重ねた場合」の話で、学習時間が確保できないと、当然もっと時間がかかります。
Q. 建築業界のような未経験の業界からでも通用しますか?
結果として通用しました。
前職の経験がそのまま評価されたというより、厳しい環境を乗り越えてきた耐性や、新しい環境に飛び込む姿勢が評価されたように感じています。
Q. 年齢は転職の壁になりますか?
私は28歳での転職でしたが、30代・40代から挑戦している人も周りにいます。
年齢よりも、実務でどこまで動けるかを重視される印象です。
Q. 転職直後、収入面で苦しかった時期はどう乗り越えましたか?
正直、生活を切り詰める工夫は必要でした。
ただ、「この期間は将来への投資期間」と割り切ることで、精神的な負担はかなり軽くなりました。
Q. 建築業界の経験は、転職活動でどうアピールしましたか?
建築時代の経験を直接的なスキルとしてアピールしたわけではなく、面接では「ブラックな環境で働いていた」程度に軽く触れたくらいです。
実際にアピールしたのは、自分なりに作り込んだポートフォリオサイトと、「制作会社として色々な案件に携わりながら貢献したい」という意欲でした。

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