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最近、スクールの説明会に「転職ではなく副業目的で通いたい」という方が増えていると聞きました。
私自身は転職目的でスクールに通った身ですが、今は発注する側として副業のエンジニアやデザイナーとやり取りすることもあります。
その両方の立場から、副業目的でスクールに通う価値について考えてみます。
転職目的と副業目的では、ゴール設定がまるで違う
転職を目指す場合のゴールは、企業に採用されることです。
そのため、面接での説明のしやすさやポートフォリオの見栄え、就業に耐えられる基礎知識の幅広さが重視されます。
一方、副業を目指す場合のゴールは、案件を受注して納品まで完了させることです。
知識の幅広さよりも、特定の分野を一人でやり切れる実務力が求められるという点が、転職目的との大きな違いだと感じています。
私がスクールに通っていたときも、転職前提のカリキュラムは幅広い基礎を扱う内容が中心でしたが、副業を見据えるなら、その中でも特に強みにする分野を早めに絞り込む視点が必要になりそうです。
転職では「基礎を幅広く」が評価されやすい一方、副業では「狭くても一人で完結できる」ことの方が重要になります。
早い段階で自分の得意分野を決めてしまうのも一つの戦略です。
必要なスキルレベルは、転職より低いとは限らない
副業の方が転職よりハードルが低いと思われがちですが、実はそうとも言い切れません。
転職の場合、入社後は先輩や上司のサポートを受けながら少しずつ実務に慣れていけますが、副業の案件では最初から一人で完結させる必要があります。
発注する側として案件を依頼する立場になって感じるのは、「教えてもらいながら成長する」前提が通用しないという点です。
納期を守り、仕様通りに仕上げ、分からないことがあれば自分で調べて解決する、という一連の流れを一人でこなせるかどうかが問われます。
そのため、スクールで基礎を学んだだけの状態で、すぐに案件を受注できるとは考えない方が現実的だと思います。
案件は主にクラウドソーシングサービスや知人からの紹介、SNSでの発信経由などで見つかることが多いです。
どのルートでも、まずは小さな実績を積み重ねることが次の依頼につながっていきます。
案件獲得の現実
副業を目的にスクールへ通う方のなかには、卒業後すぐにまとまった収入を得られると考えている方もいるかもしれません。
ただ現実には、最初の案件を獲得するまでに時間がかかることが多く、単価も決して高くないところから始まるケースがほとんどです。
発注する側として感じるのは、実績のない相手に大きな案件を任せるのはリスクが高いため、まずは小さな案件で信頼関係を作ってから、徐々に依頼内容を広げていくという流れが自然だということです。
つまり副業も、転職と同じように段階を踏む前提で臨んだ方が挫折しにくいと思います。
発注する側として見た「副業で選ばれる人」
実際に副業の方に依頼をする中で感じるのは、技術力の高さ以上に、連絡の返信が早く、進捗をこまめに共有してくれる人の方が次も依頼したくなるということです。
逆にどれだけ技術力があっても、連絡が滞ったり、納期直前まで進捗が分からなかったりすると、次の依頼はためらってしまいます。
未経験からのスタートであっても、こうした基本的なコミュニケーションを丁寧に行える人は、案件を継続的に受けやすい印象があります。
スクールで技術を学ぶのと並行して、こうした仕事の進め方についても意識しておくと、副業として長く続けやすくなると思います。
「プログラミングスクール 副業」で検索する人が本当に知りたいこと
このキーワードで検索する人の多くは、会社を辞めずに収入源を増やしたい、というニーズを持っていることが多いと思います。
その場合、スクール選びの基準も転職目的とは変わってきます。
転職向けのスクールは就職・転職保証や企業紹介の充実度が強みになりますが、副業を見据えるなら、案件獲得のサポートや卒業後のコミュニティの有無を確認した方がよいと思います。
中には、卒業生同士で案件を紹介し合えるコミュニティを用意しているスクールもあるので、こうした環境があるかどうかは事前にチェックしておく価値があります。
また、働きながら通う前提になるため、学習時間の確保がどれくらい現実的かも合わせて考えておく必要があります。
働きながら学ぶ場合の時間配分
副業目的の場合、多くの方は本業を続けながらスクールに通うことになります。
私自身、転職目的ではありましたが、スクールに通っていた3ヶ月は仕事と学習の両立にかなり苦労した記憶があります。
副業目的の場合はこの期間がさらに長くなることも多く、無理のないペースで学習を続けられるかどうかが継続の鍵になります。
毎日少しずつでも学習時間を確保できる生活リズムを作れるかどうかは、スクール選びと同じくらい重要なポイントだと思います。
特に案件を受注し始めてからは、本業・学習・案件対応の3つを並行させる必要が出てくるため、あらかじめ生活の中にどれだけ時間を作れそうか、現実的に見積もっておくことをおすすめします。
転職と副業、両方を視野に入れる選択肢もある
スクール選びの際、転職か副業かをどちらか一方に絞る必要はありません。
私自身は転職を軸にスクールへ通いましたが、実務を経験してから副業として個人の案件を受けるようになったエンジニアの同僚も見てきました。
まず転職して実務経験を積み、その中で得意分野を見つけてから副業に挑戦するという順番の方が、結果的に案件を獲得しやすいという声もよく聞きます。
スクールを選ぶ際は、転職支援だけでなく、副業案件への向き合い方や卒業後のサポート体制についても確認しておくと、後々の選択肢が広がりやすくなると思います。
スクールのカリキュラムだけに頼らない姿勢
副業を目指す場合、スクールのカリキュラムを一通り終えただけでは案件獲得まで届かないことも多いです。
カリキュラムはあくまで基礎を身につけるための道筋であり、実際の案件では、仕様書の読み方や納品物の形式など、カリキュラムでは扱いきれない実務的なやり取りが発生します。
私が発注する側として感じるのも、カリキュラムの内容をそのまま再現できる人より、初めて見る要件にも自分なりに調べながら対応できる人の方が信頼できるということです。
スクール卒業後も、自主的に小さな制作物を作り続けたり、実際の案件の仕様書のような形式に触れておいたりすることで、案件獲得後のギャップを減らせると思います。
Q. 副業目的でもスクールに通う価値はありますか
基礎を体系的に学べる点や、分からないことを質問できる環境がある点は、独学にはない価値だと思います。
ただし卒業後すぐに案件が取れるとは限らないため、実績作りの期間を見込んでおくことをおすすめします。
Q. 転職と副業、どちらを先に目指すべきですか
一概には言えませんが、まず実務経験を積んでから副業に広げる方が案件を獲得しやすいという声は多いです。
最初から副業だけを目指す場合は、得意分野を早めに絞り込む意識を持つとよいと思います。
Q. 副業案件はどれくらいで獲得できますか
個人差が大きいところですが、最初の案件までに時間がかかることは珍しくありません。
小さな実績を積み重ねながら気長に取り組む前提でいると、挫折しにくいと思います。


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