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プログラミングにも、学ぶ言語やカリキュラムによって習得できる内容にはいくつも種類があります。
私自身、28歳で建築の現場からWeb制作の世界に飛び込んだとき、何を学べばいいのか分からず迷った経験があります。
今はクリエイティブチームのマネージャーとして、コーダーやデザイナーの採用・面接にも関わる立場になり、周辺情報として業界の傾向も見えるようになってきました。
この記事では、なりたい職種から逆算して言語を選ぶ考え方を、実体験と業界で見聞きした範囲の情報の両方から整理します。
言語選びで迷うのは当たり前
まず知っておいてほしいことがあります。
未経験の状態で「HTML/CSSとPythonどちらが将来性がありますか」と聞かれても、正直どちらにも将来性はあります。
大事なのは将来性の比較ではなく、自分がどんな仕事をしたいかから逆算することです。
私がスクールを選んだときも、正直「コードを書く仕事がしたい」くらいの漠然とした動機しかありませんでした。
それでも進む方向が決まっていれば、言語選びで大きく失敗することはありません。
私の場合の言語選び
建築現場 → データ入力の仕事 → 「パソコンで手に職をつけたい」と思いWeb制作スクールへ
入り口はWebデザインでしたが、実務で触れたのはHTML/CSS/JavaScriptが中心でした
なりたい職種から逆算する4つの方向性
スクール選びの前に、まず「どんな仕事に就きたいか」をざっくりでいいので言語化してみてください。
以下は代表的な4つの方向性です。
1. Webサイトの見た目や動きを作りたいなら HTML/CSS/JavaScript
制作会社やWeb系企業のコーダー、フロントエンドエンジニア、Webデザイナーを目指すなら、この組み合わせが入り口になります。
私自身もここから入りました。
最初はデザインツールの使い方を学ぶ入り口でしたが、実際に転職してから求められたのはコードを書く力の方が大きかったです。
見た目を作る仕事は、想像以上にコードの理解が必要になると覚えておくとギャップが少なく済みます。
2. データ分析やAI・機械学習に関わりたいなら Python
近年、異業種からのキャリアチェンジで人気が高いのがPythonです。
文法が比較的シンプルで、データ分析、業務自動化、AI分野まで幅広く使われています。
「エンジニアとして専門性を持ちたいが、Web制作よりデータに近い分野に興味がある」という人に向いています。
採用の場でも、Pythonを学んだ未経験者は業務効率化ツールを作れる人材として評価されることが増えてきた印象があります。
3. 大企業のシステム開発に関わりたいなら Java(※周辺知識としての紹介)
この分野は私自身の専門ではなく、業界の周辺情報として聞く範囲での紹介になりますが、金融機関や大企業の基幹システムでは、今もJavaが多く使われていると言われています。
学習量は多めですが、その分だけ求人の母数も安定しており、SIer系のキャリアを目指す人には現実的な選択肢です。
「大きな組織で長く働きたい」「安定した需要のある技術を身につけたい」という志向の人に向いています。
4. Web系企業でスピード感を持って開発したいなら Ruby・PHP
スタートアップやWeb系自社サービス企業では、Ruby(Ruby on Rails)やPHPを使った開発が根強く残っています。
学習コストが比較的低く、実際に動くWebサービスを早い段階で作れるのが魅力です。
「まずは何か形にして達成感を得たい」というタイプの人には合っている言語です。
「この言語が人気だから」ではなく、「この職種に就きたいから、この言語が必要」という順番で考えると、スクール選びの軸がぶれません。
求人票を先に何件か眺めて、使われている言語を確認してから決めるのもおすすめです。
採用する側として見ている「言語より大事なこと」
私はコーダーやデザイナーの採用・面接に関わる立場ですが、正直なところ言語やツールの選択そのものはそこまで重視していません。
それよりも見ているのは、本人が「何をしたいのか」がスクールで学べる内容とマッチしているかという点です。
「なんとなく仕事しながら学びたい」というだけでは、企業側からすると期待しづらい面があります。
なぜその分野を選んだのか、自分の言葉で説明できることの方が、転職活動では効いてきます。
スクールに入ってから「思っていた仕事と違う」と感じることもあります。
私自身、デザイン目的で入ったスクールで結果的にコード中心の道に進みました。
言語や分野の方向転換は、未経験の段階であればまだ十分に間に合います。
言語ごとの学習イメージをつかんでおく
言語の方向性を決める前に、実際にどのくらいの学習量になるのかもイメージしておくと、入学後のギャップが減ります。
HTML/CSS/JavaScriptは、環境構築のハードルが比較的低く、早い段階で「画面が動く」実感を得やすいのが特徴です。
一方で、見た目通りに動かすための細かい調整に時間がかかりやすく、地道な作業が苦にならない人に向いています。
Pythonは文法自体はシンプルですが、データの扱いや統計的な考え方など、周辺知識も必要になる場面が多いです。
Javaはオブジェクト指向という考え方の理解に時間がかかりやすく、最初のうちは複雑に感じる人も多い言語です。
Ruby・PHPはフレームワークを使えば早い段階でWebサービスの形を作れますが、その分「動く理由」を理解しないまま進んでしまうケースもあるので注意が必要です。
言語ごとの学習ボリュームは、スクールのカリキュラムによっても差があります。
無料相談の際に「この言語で、卒業までにどんな課題をこなすのか」を具体的に聞いておくと、入学後のイメージのズレを防げます。
スクール選びの前にチェックしておきたいポイント
言語の方向性が決まったら、次はスクール選びです。
チェックすべきポイントは主に3つあります。
1つ目は、カリキュラムがその言語の実務でどこまで使われるかです。
基礎文法だけでなく、実際の開発現場で使う周辺ツールまで触れられるかを確認してください。
2つ目は、転職支援の実績がどの職種向けかです。
同じプログラミングスクールでも、エンジニア転職に強いところとデザイナー転職に強いところで中身が異なります。
3つ目は、卒業後にどんな企業への転職事例があるかです。
制作会社なのか、事業会社なのか、SIerなのかで、その後のキャリアの広がり方も変わってきます。
Q. 言語選びを間違えたら転職できませんか
間違いというより、方向転換のコストがかかるだけです。
未経験段階での方向転換は珍しくなく、私自身も入り口と実際の仕事内容が変わった一人です。
早めに気づければ、大きな問題にはなりません。
Q. 複数の言語を同時に学んだ方がいいですか
未経験のうちは、まず1つの言語・分野を軸にすることをおすすめします。
複数を同時に浅く学ぶよりも、1つを実務で通用するレベルまで深める方が、転職活動では評価されやすいです。
Q. 文系出身でも理系向けと言われる言語を選べますか
文系・理系はほとんど関係ありません。
私も建築現場からの転身で、いわゆる理系のバックグラウンドはありませんでした。
向き不向きよりも、続けられるかどうかの方が大きな分かれ道になります。
Q. 年齢によって選ぶべき言語は変わりますか
年齢そのものより、目指すキャリアの長さで考えるとよいと思います。
長く現場で手を動かし続けたいのか、将来的にマネジメントに寄せていきたいのかによって、相性のいい言語や職種の方向性は変わってきます。
私自身は現場寄りの仕事から始めて、結果的にマネジメント職に広がっていきましたが、これは狙って決めたルートではありませんでした。
言語選びに絶対の正解はありませんが、なりたい職種から逆算すれば、選択肢はぐっと絞られます。
迷ったときは、この記事で紹介した4つの方向性を軸に、自分の興味と照らし合わせてみてください。


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